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こんなことは人生であんまりないだろうから、書き残しておこうと思う①

ヘッドスパサロン美容室haruの杉山です。

1月、ニュースにはなっていたものの、仕事や講習で東京や大阪にも出かけられていました。ただ、大阪に行った頃は1月後半なのもあって、ついでの観光や、のんびり食事をしてくる気にはなれませんでいた。

2月、まだまだ地元では対岸の火事でした。イベントも行われていましたし、友達と計画した旅行にも行けると思っていたし、息子の誕生日もお友達の家で盛大に祝ってもらったりしていました。

3月、コロナの影響が出始め、息子君いきなり終わってしまった四年生。先生の最後の言葉は「人生まさかの連続です」だったそう・・・みんなそうでしょうけど先生にとっても、ほんとにまさかの事態でしょうね。

4月、そこから一ヶ月、富士宮にも新型コロナウイルスの感染者が出て、危機感がリアルになるのを感じました、自分の感覚もスタッフやお客様の様子も。頭上から「これからは全部自分で決めて進んでいくんだよ!」と、重石がドンっ!!って落ちたてきたようでした。

その一週間後に学校が始まることに不安しかなく、私は始業式だけ登校させて休校の届けを出しました。学校に行きたかった息子には申し訳ないけど、何かあってからじゃという思いがそのときは強かった。すぐに学校が休みになるとお知らせが来て、新学期は大好きな先生が担任だったと知っただけでした。

半ば、美容室の営業についての議論がメディアで騒がれていました。安全かどうか、休業要請は出すのかなど、その後、美容室でのクラスター発生のニュース。さすがに動揺しましたが、これは決断の時だと思いました。

2週間の休業を決め、その後はロックダウンまで営業を続ける、とすることにしました。

お客様にもスタッフにも、安心を見えやすい形すること、できる限りの安全な状態にすること、その対策と準備を整えて再開するための二週間でした。なので実際、休みは一日もありませんでした。

毎日の検温とSNS発信・消毒の準備・アンケート作成・設備の補充・簡易マスクの用意・お客様へご理解・ご協力のお願いのご案内などなど。

haruはお客様を幸せにすることが使命です。どんなときも「自分らしく」これはharuがお客様に求めることです。コロナ禍で美容室に行くことも、行かないことも、自身の判断で、自分の感性に従って、決めてほしいと思いました。そしてそのどちらの選択をお客様が選んだとしても叶えられるharuでいよう、そうありたいと思い、そのための二週間の休業でした。

「そこまでやってくれていたから、安心して来れた」と、お客様から言っていただけたことがうれしかったです。また「悩んでいたから、haruさんから連絡をもらって良かった。今月はキャンセルするけど、来月は行くからね」とも言っていただけました。これも同じくうれしい言葉でした。

5月、GWに飲食店等の休業要請に、少しだけどほっとした空気が感じられた。その間に感染者が市内にでなかかったのは、安心感が増したと思う。haruのお客様からの予約、新規問い合わせがではじめ、何より既存のお客様の笑顔が明るかった。

美容室、ほっと安心できる場所、ヘッドスパというリラクゼーションメニュー、どれをとってもこの状況下「必要なもの!」と声を大にして言いたいと思った。「髪や白髪なんてちょっとくらいほうっておいても問題ない」と思うかもしれない、でもそういう物理的な状況ではなく、心の問題なのです。心のケアをharuは美容を通してしています。呼吸をするのと同じくらい、心が元気でいることは大事なことです。

安心と信頼、新型コロナウイルス、課題も敵もどちらも目には見えないもの。日々変わっていく空気感、体験したことない事態、スピード感も振り回されている感じ、その中での決断。正解なんてなかったかもしれない、あってもなくてもこのスピード感ではわからないですよね。自己満足だったかもと振り返ると思うこともありますが、問題なく営業ができている現状があるだけで幸せだと思いました。

あたりまえが、あたりまえでなくなるとき。そういうときほど大事なことに気づくチャンス、忘れていたことを思い出すきっかけ。成長するための強制力のある制限をあたえられて、その中で探し出せという課題を突きつけられる。これは地球からの課題?共存を忘れて、我が物顔で地球上で好き勝手やっていいわけではないという忠告?思いやりをもとうということ?いろいろ考えたことと思います。

家にいることで家族との時間が増えて、主人への感謝、息子の成長を改めて感じたり、普段の急がしすぎる毎日から抜けて「丁寧に生活をおくる」ことの大切さに気づく。仕事に明け暮れ、いつのまにか家庭に私の居場所はなくなっていて、役立たずな私。なんだか申し訳なくて、急に掃除に励んだりして...

必要なもの、不要なものは外出にとどまらず、ヒト・モノ・コトにまで及ぶ。すべてを分けて選んで断捨離していく。みんなそうだったんじゃないかな?私は誰の必要な人として残してもらえただろうか、これから誰の必要な人になれるかななんてことも考えたり。

いつもならやらないようなことをする、惰性に過ごしてしていた現状を打破する。コロナ禍でなければきっとやらなかったようなこと、考えなかったこと、チャレンジしなかったことがあるのではないかなと思う。私もそうで、時間ができたことで湧き出した想像力は少しずつ話が進んでいる。

まだ終わったわけではないし、次があるかもしれない不安はある中ですが、なんとなく今までを見つめ直し、今と向かい合い、未来を見ようとしたんじゃないかなと思います。素敵な未来を思い描いて、そこにたどり着けたらいいなと思います。

最前線で対応に当てってくださっている、医療従事者の方々には本当に尊敬と感謝しかありません。過酷な現場に心身共に疲れていることと思います。私たちにできることは感染拡大防止に協力すること、健康管理をすることですね。一日も早く収束することを願います。

杉山かおり公式

haruで繋がる全ての人を幸せにしたい。
自分らしくを大切に、未来の貴女は今よりもっと美しい

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