ヘッドスパサロン美容室haruの杉山です。
続きになります。
前回を読んでいない方はこちらからどうぞ。
~免疫力①~
前回、ウイルスが体に侵入してしまった場合「高い免疫力を保持し、体内でのウイルスの増殖を最小限に抑えつつ、その間にウイルスを撃退する抗体を作ってしまうこと」ができるかが重要とお話しました。
その為には「免疫力」を強化させておく必要があります。免疫力とはいろいろな考え方があるかもしれませんが、「自然治癒力を支える機能」と言えます。健康であり続けるための機能、これはだれにとっても必要不可欠なことだと思います。
「免疫力を強くするのはだれだ?チームリーダーをさがせ!」
ということで、まずは免疫には2種類あります。
自然免疫と獲得免疫です。
< 自然免疫 >
侵入してきた病原体や、自己の細胞をの異常に気付きそれを排除する仕組み
< 獲得免疫 >
感染した病原体を見分け、その特長を記憶することで、同じ病原体が再度侵入てきたときに、効果的に排除できる仕組み
血液の中にある白血球、さらにその白血球の一部であるリンパ球が病原体から体を守る働きをしています。リンパ球には種類がありそれぞれに役割があります。リンパ球は血液中とリンパ液の中に存在し、血管、リンパ管を行き来しながら全身を巡り、病原菌や異物の侵入に備えてくれています。
主要なリンパ球とその働き
マクロファージ
病原体の侵入を見張っているパトロールチームです。
NK細胞
病原体に感染した細胞をやっつける攻撃チームです。
T細胞
一度侵入してきた・病原体を記憶し、そのデータをもとに素早く対応、排除する情報捜査チームです。
B細胞
病原体が侵入してきたときに抗体を作ります。抗体とは病原体の毒性を無毒化したり、弱めたりして体を守る働きをする物質です。病原体に攻撃するための武器を作るようなチームです。
聞いたことがある内容かと思いますし、これを覚えなくてもざっくりと、自分の体の中には「体を守ってくれているチームが存在する」ということがわかれば大丈夫です!
むしろ大事なのは「このチームを率いているのは自分であると認識すること!」です。
病原体が侵入してきた時にこのチームが最大限の力を、それぞれが発揮できるかどうかは、日ごろの自分の健康への取り組みがとても重要になってきます。自分の体、健康状態を人に管理してもらうことはできません。筋肉をつけたかったら自分で筋トレをしなくてはいけないし、ダイエットをしてきれいになりたいなら自分が食事管理をしなくてはいけません。こればかりはどんなに他人が頑張ってくれても、自分の筋肉や美容には繋がりません。
同じように、いざという時にしっかりと免疫に機能してもらうためには、日ごろから免疫力を上げる生活を心がけることが必要です。次回は免疫力を上げるための生活について取り上げていきたいと思います。