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働き方のゴール設定の仕方~haruの場合~

ヘッドスパサロン美容室haruの杉山です。
仕事でお世話になっている方に「杉山さんの仕事の着地点(ゴール)って何ですか?」と聞かれました。これの答えは「今は目の前には現れていない」です。私の頭の中に描かれてはいますけど、それは壮大な地図のような、冒険ものの映画の世界観です(笑。

参考にも答えにもなっていないですね・・・

よく経営を運転に例えて話したりします。事業の成長スピードコントロールを「アクセルとブレーキのバランス感覚が大事」だとか、経営知識のない経営者を「目隠し運転をしている運転手」だとか。先に聞かれたゴールがもし無かったら「目的地がないので、ルート設定も出来ないドライブ」と言えるでしょう。アクセルしか踏めない、目隠しを外せない、どこへ行くかわからない。運転にしても経営にしても、スリルしかありません、汗。今日はそんな経営要素の中でも、私の思うゴールの設定のお話をしたいと思います。

haruでは、最初のゴールは「キュアリスト美容師としての仕事でお客様に喜んでいただくこと」です。ここがharuに勤めた際の最初のゴールです。一見スタートっぽいですが、これがゴールです。「喜んでもらえている」と言うことがポイントです。これは喜んでもらえていることを数値化して私が判断しています。(その説明は長くなるので割愛します。)

次のゴールは「キュアリストの教育」です。「自分が出来る」と「教えられる」はもちろんスキルに差があります。感覚で身につけていると伝わりませんので、伝わるように教えられるスキルが必要です。なので、これはスキルアップが必要な2個目ゴールです。

次のゴールは「自分でharuを経営してみる」です。haruは個室なので、お一人様サロンに似た感じで働けますが、勤めているときは違うことがたくさんあります。スタッフがいればなおさらです。マネジメントスキルも必要になっていますので、さらにスキルアップが必要です。

今現実的に提供できそうなゴールはこのあたりまで、でもまだまだ増えるかもしれないし、そもそものスタートが違うところから目指せるゴールも設定できると思っています。ここにあげたゴールはスタッフに用意したゴールです。どうして複数のゴールなのかは、幸せだと思える居場所は人によって違うからです。

私の仕事はスタッフを導く道をつくることと、その道沿いにゴールを作っていくことです。haruのスタッフは私の車に乗っているのではなく、それぞれに運転免許があり車を運転しているイメージです。経営者と同じようですが誘導してくれる先導車に私が乗っていて、ちゃんと道がありゴールもある。好きなところでゴールできるので最初の目的地にとどまるも、次の目的地を目指すのも自由です。そんな働き方が選べたらいいなぁと思ったので。

道をつくる仕事は大変ですが、山道を行くか、橋を作るか、考えるような仕事は嫌いではないんだなぁなんて思います。私の目指す理想に向かうことが、あなたも同じ思いなら一緒に行きましょう!という感じです。道をどう作るかは理念に従って決めます。経営者は絶対そこがぶれてはいけないです。時々「みんな順調かな、迷ってないかな」なんて後ろの確認もしつつ、私はジェットコースターのような運転をしていると思います。そんな私の車には誰も乗せられないかなぁって思っていましたが、なんと楽しそうだと乗ってきてくれた人もいて。どうやら最近心臓がドキドキしているそうですが、「大丈夫~!」って言いながら理想に向かって突き進みます、笑。